ホームヘルパー

肢体不自由者や重度の身体障害者、内部障害者を介助

高齢者・障害者に接する介護の仕事として 福祉のエキスパートといわれるのが「ホームヘルパー」です。

ホームヘルパーが仕事をする職場は、 高齢者や身体障害者の自宅またはその方が利用する福祉施設になります。
そこで身体介護サービスや家事援助サービスを提供することが仕事です。

介護保険制度が導入されたことにより、 社会的にも注目度の高い仕事の一つになってきました。

ホームヘルパーが介助する人は、 寝たきりや認知症などの高齢者をはじめ、肢体不自由者や重度の身体障害者、 視覚・聴覚・言語・内部障害者までさまざまです。

利用者の家庭に訪問し、身の回りの介護や家事を行ない、 さらに悩み事の相談やアドバイスをすることなど、 精神的なケアも含めて努めなければなりません。 そして利用者の生活の質(QOL)の向上に留意して いつまでも安心して暮らせるように援助します。

さらに要介護者と一緒に生活している家族の 介護負担の軽減にも努める仕事です。

仕事の内容は多岐に渡りますが、 実際には各家庭によって、その比重は異なります。

●身体介護…着替え、食事、入浴、排泄など ●家事援助…掃除、洗濯、買い物、調理など ●その他…身体介護の記録と保管、担当医・主治医・保健師との連絡、  病院への通院介助、デイサービス施設への付き添いなど

ホームヘルパーとして働くために法的資格は必要ありませんが、 厚生労働省が定めた基準による「ホームヘルパー養成研修」を 修了している人を採用するケースが圧倒的に多いです。

要請研修は、介護知識や技術などのホームヘルプサービスの 質の向上を図るために実施されているもので、 各都道府県で1級から3級の認定をしています。
2級からの受講も可能なので、入門コースである3級よりも、 基本研修である2級の受講希望者がほとんどです。

また福祉の現場からも2級以上を求められることがほとんどです。 1級は、2級修了者が対象で、主任ヘルパーの養成が目的です。

ホームヘルパー養成研修2級課程では、受講資格は性別・年齢不問で、 都道府県・指定を受けた事業者が実施しています。

講義58時間、演習42時間、実習30時間の 計130時間のコースになっています。
費用は各実施機関によっても違いますので問い合わせてみてください。