母子指導員・少年指導員

母子指導員・少年指導員の仕事とは

福祉の仕事の中に「母子指導員」「少年指導員」という職種があります。 この仕事に従事する人は「母子生活支援施設」というところで働いています。

母子生活支援施設は、以前には母子寮と呼ばれていました。 この施設は、何らかの事情により配偶者がいないことから、 経済的に困窮している母子に生活の場を提供しています。

この施設は母子が社会的に自立できるよう支援をすることが目的です。

母子指導員は、母子生活支援施設で次のような仕事をしています。
1.母親に対して就労援助を行なう。
2.日常の育児・家事の相談に応じる。
3.親族との関係を改善するため精神面で支援する。
4.法的な手続きや関係機関との調整をする。



少年指導員は、母子生活支援施設で次のような仕事をしています。
1.子どもの日常生活の援助をする。
2.子どもが学習や生活習慣を身につけられるような行事を立案する。
3.子どもが人間関係をうまく保てるような援助をする。



一般に母子生活支援施設は職員数が少ないので、母子指導員そして少年指導員は、 保育士、栄養士などのほかのスタッフと協力しながら仕事している。

子どもが退所年齢(18歳)になるまでに自立できるようにするために、 母親と子どもに精神面、生活面の両方から支援しているのです。

また、入所する母子は、夫の暴力やギャンブル、アルコール依存、 薬物依存、借金などの理由で離婚したり、 未婚のまま出産して就労できないなどの問題を抱えていることが多いです。

そのため、職員は母親・子どもへの指導・援助を行なうと同時に、 よきパートナー、よき理解者として接することが大切です。

母子指導員になるためには、次の任用条件のいずれかを満たす必要があります。
●厚生労働大臣の指定する養成学校、養成施設を卒業する
●保育士の資格を取得する
●高校卒業後、児童福祉事業に2年以上従事する

少年指導員については規定はありませんが、 児童指導員任用資格を持っていることを条件にされることが多いようです。

採用については、自治体によって条件は違うようです。 そして福祉の専門職として募集しているところは少ないようです。

多くの自治体は一般の公務員として採用しているようです。 しかし、その場合には必ずしも希望する施設や職種に配属されるとは限りません。

また、母子生活支援施設は年々減少しています。 また、今後も増えることはまずないと言われています。 したがって、今後ますます就職は厳しくなるのが現状です。